鎌倉瑞泉寺 二階堂のお寺
鎌倉二階堂にある瑞泉寺の紹介ページです。瑞泉寺は、嘉暦2年(1327)鎌倉幕府重臣二階堂道蘊が夢窓疎石を開山として創建したお寺。鎌倉随一の花の寺。境内は早春の梅や水仙から季節ごとに様々な花で彩られる。
山号は錦屏山(きんぺいざん)、臨済宗円覺寺派のお寺、本尊は釈迦牟尼仏。
住所 | 〒248-0002 鎌倉市二階堂710 | |
---|---|---|
電話 | 0467-22-1191 | |
拝観料金 | 大人200円 小中学生100円。障害者無料 | |
拝観時間 | 9:00-17:00(通年) 入門は16:30まで | |
山号・寺号 | 錦屏山 瑞泉寺 | |
宗派 | 臨済宗円覚寺派 | |
お花 | 冬は水仙、梅、椿、春はショカツサイ (諸葛菜)や桜、5月の藤や白雲木(ハクウンボク) 、6月のアジサイ、夏の半夏生(はんげしょう)や桔梗、秋の萩や芙蓉、紅葉やシュウメイギク | |
交通 | 鎌倉駅から京急バス。[鎌20・4番]大塔宮行き 大塔宮下車 徒歩10分 |
瑞泉寺 地図
瑞泉寺の周辺地図は以下です。駅からかなり歩きます。疲れたくない場合はバスで途中まで行きましょう。
鎌倉瑞泉寺 歴史
瑞泉寺は、嘉暦2年(1327年)鎌倉幕府御家人、政所執事 二階堂道蘊(貞藤)がこの地を禅院相応の場所として選んだ夢窓疎石を開山として建立したお寺。
創建当初は瑞泉院と号したが、初代関東管領として鎌倉入りした足利尊氏の四男、基氏は夢窓疎石に帰依し、お寺を中興して寺号を瑞泉寺と改めた。以後、鎌倉公方代々の菩提寺となる。
塔頭(高僧の德を慕って墓の脇に構える寮舎)は十を超え、至徳4年(1387)には関東十刹第一位の格式を誇るも、第4代公方足利持氏と関東管領上杉憲実の対立に端を発する永享の乱(永享10年(1438))により衰亡する。
寺は文学や学問とゆかりが深く、鎌倉時代は、五山文学の拠点として栄えた。なお、現在の伽藍は、大正期以降の再建である。
瑞泉寺の詳細
瑞泉寺は、JR横須賀線鎌倉駅より北東方向2kmほど先の二階堂地区の奥、小山に囲まれる紅葉ケ谷(もみじがやつ)と呼ばれる谷戸(やと)に位置する。当地へは、鎌倉駅東口からバスで大塔宮(鎌倉宮)まで行き、そこから徒歩で山に向かい800m(11分)ほど緩やかな坂を進む。
道の途中に総門があり、終点に拝観受付所がある。
ここから先が境内となり、左に梅林を見てその脇に敷かれる鉄平石の石畳を平地、山裾の林へと進み上ると、山門にたどり着く。
林の中の参道は、しっとりとして、花木、草花があふれ、訪れる人々の目を楽しませてくれる。山門をくぐるとそこも又、様々な花木が植えられ、まさに花の寺として名が立つおもむき。
山門内には錦屏晩鐘の鐘楼、本堂ほか書院等の建物や開山堂、地蔵堂がある。本堂には徳川光圀が寄進した木造千手観音坐像ほか、
釈迦牟尼像、開山堂には夢窓疎石坐像が安置されている。本堂の裏手には、書院庭園の起源とされる夢窓疎石が作庭した岩庭が発掘復元されている。
境内は「瑞泉寺境内」として昭和46年(1971)国の史跡に指定。
<夢窓疎石> 瑞泉寺を開山した夢窓疎石(生年1275~1351)は、円覚寺を開山した仏光国師の孫弟子で、北条高時とご母堂からの尊崇、後醍醐天皇や足利家からの帰依などにより、鎌倉時代から南北朝時代にかけ鎌倉や京都で多くの寺の住職に就かれた。又、優れた作庭家という一面もあり、
瑞泉寺の石庭ほか甲斐の恵林寺や京の天竜寺、西芳寺の庭園も手がけ、いずれも現在は国の名勝に指定されている。
瑞泉寺のみどころ
・境内へ延びる、苔むした男坂と女坂。
・本堂脇にある市指定天然記念物のオウバイの古木。
・参道脇や境内で四季折々に咲く、目を楽しませる草花、春の梅、桜、ツツジ、牡丹、初夏の紫陽花、花菖蒲、秋の紅葉。
・本堂裏手にある夢窓疎石の作と伝えられる、凝灰岩を掘り込んで作られた石庭。
寺の裏山にある、北条高時の首塚伝説を残す「やぐら群」(※山に横穴を掘り作られた鎌倉時代独特のお墓)。
・徳川光圀寄進の木造千手観音坐像、南北朝時代作の木造夢想礎石坐像。
瑞泉寺の御朱印 鎌倉三十三観音 鎌倉二十四地蔵尊 花の寺
瑞泉寺の御朱印ルートは◇鎌倉三十三観音の第六番札所 ◇二十四地蔵尊の第七番札所 ◇東国花の寺御朱印ルートの第四番札所になります。
瑞泉寺御朱印 鎌倉三十三観音
◇三十三観音のルートは
(三十三観音地図はこちら)1.杉本寺 2.宝戒寺 3.安養院 4.長谷寺 5.来迎寺(西御門) 6.瑞泉寺 7.光触寺 8.明王院 9.浄妙寺 10.報国寺 11.延命寺 12.教恩寺 13.別願寺 14.来迎寺(材木座) 15.向福寺 16.九品寺 17.補陀洛寺 18.光明寺 19.蓮乗院 20.千手院 21.成就院 22.極楽寺 23.高徳院 24.寿福寺 25.浄光明寺 26.海蔵寺 27.妙高院 28.建長寺 29.龍峰院 30.明月院 31.浄智寺 32.東慶寺 33.佛日庵
瑞泉寺 鎌倉二十四地蔵尊
鎌倉二十四地蔵尊のルート
鎌倉二十四地蔵尊(二十四地蔵尊地図)は第一番 宝戒寺、第二番 来迎寺、第三番 覚園寺、第四番 杉本寺、第五番 光触寺、第六番 杉本寺、第七番 瑞泉寺、第八番 円応寺、第九番 建長寺、第十番 建長寺、第十一番 建長寺半僧坊、第十二番 浄智寺、第十三番 円覚寺、第十四番 円覚寺佛日庵、第十五番 海蔵寺、第十六番 浄光明寺、第十七番 浄光明寺、第十八番 寿福寺、第十九番 東漸寺、第二十番 極楽寺、第二十一番 極楽寺、第二十二番 光明寺、第二十三番 延命寺、第二十四番 安養院
東国花の寺百ケ寺御朱印 瑞泉寺
東国花の寺百ケ寺は関東一都六県にある花の寺をまわる巡礼の御朱印です。ルートは中部エリア(埼玉・東京)、北部エリア(群馬・栃木)、東部エリア(茨木・千葉)、南部エリア(神奈川・鎌倉)となっています。
東国花の寺百ケ寺御朱印鎌倉エリアは、1極楽律寺、2大本山光明寺、3安国論寺、4瑞泉寺、5報国寺、6英勝寺、7海蔵寺、8雲頂庵、9浄智寺、10東慶寺、11円覚寺となっています。