鎌倉寺社めぐり

鎌倉明王院

鎌倉十二所にある明王院の紹介ページです。鎌倉時代、藤原頼経が寛喜三年より計画していた明王院の建立は嘉禎元年(1235年)に実現しました。山号は飯盛山、真言宗の寺院になります。

明王院が位置するのは政所より鬼門の方角にあり、幕府の安泰を祈願する寺として五大明王を祀られています。

境内は撮影禁止で、お堂の撮影は不可。明王院は鎌倉十三仏霊場巡拝の第一札所であり、

鎌倉三十三観音の第八番札所でもある鎌倉めぐりの要所です。五大堂明王院の詳細を以下でご紹介します。明王院で販売している鎌倉十三仏集印帳の写真も掲載。

以下は鎌倉十三仏の御朱印ルートです。

1.明王院 2.浄妙寺 3.本覚寺 4.壽福寺 5.閑円応寺 6.浄智寺 7.海蔵寺 8.報国寺 9.浄明光寺 10.来迎寺 11.覚園寺 12.極楽寺 13.成就院

発願印は明王院のみ、最後の結願印は成就院のみで頂けます。

鎌倉明王院の詳細

明王院には鎌倉市内で唯一、寺宝として木造五大尊明王(不動、降三世、軍荼利、大威徳、金剛夜叉)が祀られています。鎌倉幕府の一大事であった元寇の際には異国降伏のための法要が行われました。国の危機を救った仏さまが祀られているのです。

冠木門の向こうには手入れがされた日本庭園があり、その奥には茅葺屋根の本堂があります。

二ツ橋の下にある大きな石は、明王を祀っていた大きなお堂の一部で「けがなし石」と呼ばれ 親しまれています。

毎月28日は御不動様の御縁日にあたり、明王院では午後一時より護摩の法要が執り行われますが、参加は自由になっているので現世の願いを叶えたいと沢山の人が訪れています。☆護摩法要とは本堂内の専用の炉で火を焚き、供物をささげて、祈願する(願い事が叶うように祈る)こと。

鎌倉十三仏御朱印の解説/発願印の注意

明王院は鎌倉十三仏の第一番札所。明王院を最初に参拝すると、「発願印」と呼ばれる第一番札所を一番目に回った時だけ押される特別な朱印を頂けます。

発願印は上の写真左上の丸い印です。うっかり明王院ではない寺院から鎌倉十三仏霊場巡りを開始すると、明王院を訪れた際に、発願印を頂くことはできないのでご注意ください。

一番最初に明王院から御朱印をはじめないと、鎌倉十三仏の発願印は頂けません。右上の長方形の印には鎌倉十三仏第一番札所とあり、中心に本尊名不動明王と、梵字のカーンが記され、その背景にはやはり梵字のカーンの朱印が押されます。左下の角印には「鎌倉明王院十二所」とあり明王院の所在地を表しています。

明王院には鎌倉十三仏の専用御朱印帳、鎌倉十三仏集印帳の販売があります。十三仏霊場をめぐる場合は、この集印帳がとってもオススメです。

鎌倉十三仏集印帳

鎌倉十三佛とは死後の追善供養の仏様になります。自らの為、近親者の追善のために巡礼するルートになります。鎌倉十三仏集印帳は様々な工夫に富んでいて、お参りした際にお経を唱えやすいように経典が掲載されていることに驚きました。

中表紙には鎌倉十三仏の画が鮮やかな紫色の地に描かれています。

裏表紙には名前を書くところもありました。

実際の御朱印は、この集印帳に付属する和紙に頂いて、それをこの集印帳の中に挟み込みます。中にはあらかじめ、寺院の名前が順番に印刷されているので、順路を間違えることもありません。

一冊3,000円と少々値がはりますが、順路間違えもありませんし初心者の方こそ、この鎌倉十三仏の集印帳をお勧めいたします。明王院境内の販売所で購入できます。

十三仏の参拝の意味は亡き人の追善であり、追善を行う者には善行の功徳により自分の死後、十三王の審判から救済され後生に善處に生じると信じられています。是非鎌倉十三仏巡りを体験してみてください。

鎌倉明王院 拝観料 拝観時間 住所

飯盛山 寛喜寺 明王院
住所 神奈川県神奈川県鎌倉市十二所32
電話 0467-25-0416
御朱印 ◆鎌倉三十三観音第8番 ◆鎌倉十三仏 発願印
拝観料金 無料
拝観時間 9時~16時
山号・寺号 飯盛山寛喜寺明王院(通称五大堂)
宗派 真言宗御室派
POINT 木造五大明王像(国指定重要文化財)。毎月28日の護摩法要での祈願。13時から執り行われる。予約必要なし
交通 JR横須賀線・江ノ島電鉄線「鎌倉」駅下車、JR鎌倉駅東口4番バス乗り場から浄明寺方面行きで「泉水橋」下車 徒歩3分

明王院周辺の駐車場

明王院の駐車場は

明王院の周辺は住宅街で駐車場は殆どありません。駅から徒歩、またはバスで来ることをお勧めいたします。

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