鎌倉寺社めぐり

円応寺の歴史

建長二年(1250年)に智覚禅士による創建。創建当初は現在の大仏様の近く見腰獄にありましたが、足利尊氏の時代に由比ガ浜へ移築、元禄十年(1703年)に起きた震災後には現在の山ノ内に落ち着いたとされています。

円応寺は閻魔大王を本尊とし、閻魔大王座像は運慶の作によるもので、国の重要指定文化財に指定されています。

言い伝えによると、運慶は頓死(臨死のことでしょうか)し、その際、閻魔大王様に地獄行きを言い渡されました。しかし、娑婆に出たいのであれば、人々が一目見て改心するような閻魔大王さまの姿を彫像すれば許してやろう・・と言われてこの世に戻り、閻魔大王座像を掘ったとされています 。以下の写真は円応寺の看板より撮影しました。

その時運慶は生きる喜びのうちに像を掘っていたので、閻魔大王様の表情はまるで笑っているかのようになり、のちに「笑い閻魔」と呼ばれるようになりました。

円応寺の住所・拝観料金・時間・御朱印


円応寺は建長寺のはす向かいにあります。小高い擁壁にやや急な階段があるのでそこを上がると本殿への門があります。本殿は管理人が参拝した際には撮影不可でした。

円応寺では現在墓地を分譲中です(2017年9月現在)

円応寺
住所 神奈川県鎌倉市山ノ内1543
電話 0467-25-1095
拝観料金 200円
拝観時間 春から秋:午前9時から16時 冬(12月から2月):午前9時から15時30分
宗派/山号・寺号 臨済宗建長寺派/新居円応寺
本尊・寺宝 本尊 閻魔王 寺宝 鬼卒立像 人頭杖 十王(死んだ後に出会う十人の王様)の木造 国重文の木造倶生神座像
御朱印 ◇鎌倉二十四地蔵尊 第二番札所本尊、◇鎌倉十三仏霊場 第十番札所本尊
行事 1月16日 大般若会(祈祷)午後2時から/7月16日・8月16日 大施餓鬼会(先祖供養)午後二時から 
駐車場・アクセス 専用駐車場なし JR横須賀線北鎌倉駅下車徒歩15分 バス鎌倉行き5分乗車して建長寺で下車

円応寺周辺の地図

円応寺は専用駐車場はないので、周辺のコインパーキングに駐車します。

円応寺の御朱印 鎌倉十三仏 鎌倉二十四地蔵尊

円応寺の御朱印ルートは◇鎌倉二十四地蔵霊場 第八番札所 ◇鎌倉十三仏霊場 第五番札所になります。

円応寺 御朱印鎌倉十三仏

◇鎌倉十三仏のルートと円応寺の御朱印

◇鎌倉十三仏霊場巡りのルートは、1.明王院 2.浄妙寺 3.本覚寺 4.壽福寺 5.閑円応寺 6.浄智寺 7.海蔵寺 8.報国寺 9.浄明光寺 10.来迎寺 11.覚園寺 12.極楽寺 13.成就院になります。

来迎寺 鎌倉二十四地蔵尊

鎌倉二十四地蔵尊のルート

鎌倉二十四地蔵尊は第一番 宝戒寺、第二番 来迎寺、第三番 覚園寺、第四番 杉本寺、第五番 光触寺、第六番 杉本寺、第七番 瑞泉寺、第八番 円応寺、第九番 建長寺、第十番 建長寺、第十一番 建長寺半僧坊、第十二番 浄智寺、第十三番 円覚寺、第十四番 円覚寺佛日庵、第十五番 海蔵寺、第十六番 浄光明寺、第十七番 浄光明寺、第十八番 寿福寺、第十九番 東漸寺、第二十番 極楽寺、第二十一番 極楽寺、第二十二番 光明寺、第二十三番 延命寺、第二十四番 安養院

円応寺周辺のお寺

斜めむかえに建長寺があります。

アジサイで有名な明月院も北鎌倉駅方面にあります。

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