鎌倉寺社めぐり

鎌倉薬王寺

薬王寺住所・ご利益・本尊 ➡薬王寺詳細
薬王寺の地図 ➡鎌倉薬王寺地図

江戸時代には徳川家とゆかりの深い寺として知られ、庶民の埋葬は許されない格式のある寺でした。

薬王寺の所在地は鎌倉を初めて訪れる方には少しわかりにくい場所にあります。北鎌倉より薬王寺へ行く場合には亀ヶ谷切通しを登り、下っていくと住宅街右手の小道を上がったところにあります。

近くにはお花が美しい海蔵寺、鎌倉三十三観音御朱印や、鎌倉二十四地蔵尊御朱印を頂ける浄光明寺、かつて水戸御殿と呼ばれた格式高い英勝寺などがありますのでまとめて巡礼することが可能です。

鎌倉駅下車、西口より徒歩13分、北鎌倉駅下車、21号線沿いにある亀ヶ谷切通し歩き→徒歩15分

鎌倉薬王寺
山号/宗派 大乗山 薬王寺
住所 〒248-0011 神奈川県鎌倉市扇ガ谷3-5-1
電話 0467-22-3749(電話相談は行っていません、相談は申し込みフォームより行ってください。
拝観料金 境内志納 御朱印300円
拝観時間 特になし
本尊・寺宝 本尊は久遠本師釈迦牟尼仏、寺宝は宗祖真筆本尊、日朗聖人真筆本尊、日像聖人真筆本尊、池上十五世日友上人本尊、本国寺 了義院日達上人本尊
墓地・供養 墓地受付中・永代供養はもちろんペットの供養も行っています。樹木葬もあります。
行事 節分前後1か月 星祭祈祷 特別祈祷(厄除け・合格祈願・当病平癒等)/3月20日 14時~春彼岸お中日法要 /5月21日 開山会 / 7月25日お盆施餓鬼会法要(受付13時~ / 法話14時~ / 法要14時半~)
駐車場・アクセス JR横須賀線・江ノ島電鉄線「鎌倉駅」徒歩13分 JR横須賀線「北鎌倉駅」徒歩15分 駐車場なし。道が狭いので車で行くことは全くお勧めできません。

薬王寺周辺の地図

薬王寺の周辺の寺院。赤色の印が薬王寺。黄色の印は亀ヶ谷切通しになります。鶴ケ岡八幡宮より徒歩約10分、小町通りから徒歩約8分です。

薬王寺 みどころ 境内の様子

薬王寺のみどころと境内の様子ですが、関東大震災にも耐え抜いた享保12年(1727年)建立の本堂。

徳川三代将軍家光公の弟、駿河大納言徳川忠長公の妻である(織田信長の孫・織田信良の娘)松孝院殿妙行日久が功徳主で建立した徳川忠長公供養塔。

徳川忠長公は粗暴な性格のために甲府へ蟄居を命じられた後、高崎に幽閉され、28歳自刃と伝えられています。

山号は大乗山

薬王寺の歴史

薬王寺は創建が永仁元年(1293年)、開山は日像上人となっています。もとは真言宗だったこの寺は、日像上人が寺の住職を論破し日蓮宗に改宗して「大乗山薬王寺」となったのです。

日像上人が薬王寺を訪れたきっかけは以下のようなものでした。13歳の少年だった日像上人は日蓮聖人に菩薩としての力を見出されて、「法華経の行者に降りかかる多くの法難にも負けない精神力体力を持って、帝都(京都)の布教をせよ」と命じられたのです。

日像上人はその後、布教に備えるために鎌倉の由比ケ浜において百日間の大荒行を行い、修行を終えると療養場所としてこの地に来られたと言い伝えられています。日像上人は薬王寺を創建し、七堂伽藍完備の立派な寺院したのです。

江戸時代には、徳川忠長公の供養塔があるために、徳川家とゆかりが深く一般の民衆を葬ることは一切できない由緒ある寺とされていました。

明治以降の廃仏毀釈の流れなどで寺院は荒廃し、無住職時代もありましたが、現在は人々の身近な駆け込み寺として家庭児童相談やグリーフケアなどにも力を入れています。

人々の悩みを聞く、温かい手を差し伸べる、本来のお寺の姿を確かに取り戻しています。何か悩みがある方は、一人で抱え込まないで相談フォームから相談してみるとよいと思います。

薬王寺の御朱印

薬王寺の御朱印は一種類です。

薬王寺の御朱印は300円を納めます。

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