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龍口寺 藤沢市片瀬

藤沢市片瀬にある龍口寺は、鎌倉時代は刑場であり罪人を斬首する場所でした。現在はとても明るい場所で、年間を通して行事も多い寺として知られています。

海より近く、境内は広くロケ地としても使用され、見どころが非常に多いです。鎌倉の龍口明神社とも縁が深いのでご紹介します。

龍口寺地図


龍口寺 拝観料 拝観時間 本尊 行事(祭り) 住所

藤沢市龍口寺のご利益、拝観時間、行事など。

龍口寺
住所 神奈川県藤沢市片瀬3-13-37
電話 0466-25-7357
拝観料金・御朱印 志納/御朱印300円
拝観時間 9:00~16:00
ご利益 難除け
寺宝 日蓮聖人坐像/敷皮石(日蓮聖人が龍ノ口の刑場で、座らされた首の座の敷き石。)
行事 正月三ヶ日初詣・特別加持祈祷会/2月3日節分会/2月15日釈尊涅槃会/2月16日宗祖降誕会/3月彼岸の入り春季彼岸会/4月第一日曜日花まつり千部会/5月 19日 七面大明神大祭/7月土用の丑ほうろく灸祈祷会/7月25日施餓鬼会/9月11日仏舎利塔平和記念法要/9月12日龍口法難会/9月彼岸の入り 秋季彼岸会/11月中 七五三成育祈願/11月21日 宗祖報恩会式/12月23日 星祭り祈祷会/12月31日 除夜の鐘点打式
境内社 経八稲荷堂(地元八体の守護神。経六は龍口明神社に安置。)七面堂  
駐車場・アクセス ◇駐車場は寺社に隣接してあります(無料)◇藤沢・鎌倉より 江ノ島電鉄 江ノ島駅下車 徒歩3分 ◇大船より湘南モノレール 湘南江の島駅下車 徒歩3分/新宿町田より小田急江ノ島線 片瀬江ノ島駅下車 徒歩15分
 

龍口寺の地図 周辺駐車場

龍口寺の地図です。近隣には、龍口明神社、鎌倉腰越の満福寺小動神社とありますのであわせて参拝可能です。赤い印が龍口寺です。駐車場は、入り口のに向かって右手の坂を上って左側にあります。

以下の写真は、仁王門の右手の坂を上って左手にある車侵入口に入ったところです。

龍口寺の御朱印

龍口寺の御朱印です。

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龍口寺のみどころ境内マップ

龍口寺のみどころは建造物や自然など多岐にわたります。見どころの場所を写真でご紹介します。以下は公式サイトに掲載されている境内マップや地図です。

\龍口寺の地図と境内マップ/

龍口寺公式サイト地図マップ

総欅造りの五重塔

神奈川県では他にない、木造の五重塔は明治時代に建立されました。神奈川建築物100選に指定されています。

檜づくりで銅板屋根、入り組んだ木造の見事な五重塔。派手な彩色などはされず、周囲の木々と調和し見事な景観です。

五重塔は、この世と私たち人間を形作っている5つの要素、すなわち「地・水・火・風・空」を表しています。初層の上部には彫刻師永田伊助作の日蓮大聖人御一代記が奉納されています。

経八稲荷堂

経八稲荷堂は地元に古くから伝わる八体の守護神で大檀越島村家に安置されていました。現在は龍口寺大本堂向かって左手に紅色の幟がはためく参道があり、その先に↓↓経八稲荷堂↓↓があります。

経六稲荷は鎌倉腰越の龍口明神社横にあります。

萬人歯骨塚

経八稲荷堂の横にある階段を上ると萬人歯骨塚があります。日蓮聖人は数本の歯を失った際に、自らの生命を支えてくれた分身として、感謝を込めて仏前に歯を供え、 毎月礼拝したそうです。

生命は尊きものとする日蓮聖人だからこその歯骨供養という行事。その後、弟子たちがこれを「御肉牙」と称し、立派な容器に収めて後代に伝え供養会を行いました。現在は毎年歯と口の健康週間中に藤沢歯科医師会が供養を行っています。

龍口寺七面堂

法華経信仰の聖地、南アルプスの七面山は山岳信仰の聖地として古来より守護神とされていましたが、日蓮大聖人は七面大明神を七面山に祀りたいと考えておりました。

しかしその願いは叶うことがなく、日蓮大聖人の死後に日朗上人と日円上人が七面大明神をお祀りしました。江戸時代初期にこの七面大明神を勧請したのが、この七面堂のはじまりです。

龍口寺の可愛いリスたち

龍口寺の七面堂は小高い山の上に経っていて、周囲は木々で囲まれています。そこには可愛らしいリスが食事したり、駆け回っているのでその姿に心癒されます。

子どもの学校の周辺でも見かけるリスですね。特別な天敵もいなさそうなので、幸せそうに暮らしています。

リスや小動物が好きな方は、龍口寺でちょっと距離をとり遠巻きに見守ってあげてください。キュートすぎますよ。

龍口寺山門の美しい彫刻

龍口寺の三門は様々な美しい彫刻や、絵が描かれています。

江戸時代に諸藩や市場を相手にした金融ビジネスで有名だった豪商・加島屋の寄進です。加島屋といえば、NHKの連続ドラマ「あさが来た」のヒロインで実業家だった広岡朝子の嫁ぎ先です。加島屋は、世界初の先物取引市場・堂島米会所で責任者としての役割を当時果たし、現代の大同生命の源流でもあります。

 

江戸時代、大名貸しの利子収入だけでも年間12億以上もの利益を上げていた加島屋は、窮民への寄付・災害への寄付などを都度行い社会貢献に努めました。(参考URL:大同生命公式サイト)龍口寺の山門も大阪雷雲寺の進言で寄進したのです。

上の写真は、中国の故事を表しているのだとか。

龍口寺 仁王門

龍口寺の入り口である、仁王門にある仁王尊像は彫刻家 村岡久作氏の作。仁王門自体は昭和48年(1973)竣工と比較的新しいです。

仁王門の天井には、龍の天井画が見えます。二頭の竜が、向かい合っています。

その両脇に、日蓮宗の寺紋である井桁橘と龍の絵があります。

日蓮宗の寺紋は屋根の所にもありました。

鐘楼堂 延寿の鐘

本堂の右手にある「延寿の鐘」。龍ノ口法難750年を記念し、昭和44年中山法華経寺から移築された梵鐘。

龍口寺はロケ地としても有名 バンギャの聖地

龍口寺はMVのロケ地としても有名で、バンギャさんの聖地のようです。ビジュアル系バンド游彩の「アイライク偽心」のMVで全く違った龍口寺を見ることができます。龍口寺行く前に見ておくと、ざっとどんなお寺か予習できるのでおススメです。

この他、ロックバンドKANA-BOONもPV撮影したそうです。

龍口寺の歴史

龍口寺の創設は日法聖人。延元二年(1337)に「龍ノ口法難の霊跡」として、日蓮聖人(1222~1282)の死後に自作の日蓮聖人像と、

首の座の敷皮石を置いたことが寂光山龍口寺の始まりです。

日蓮大聖人は生きている間、度重なる苦難に見舞われます。時代が鎌倉後期で内乱や蒙古襲来、疫病の蔓延など国家的危機にありました。そのような状況を憂えた日蓮は『立正安国論』を記し幕府に献上するも、中傷されたと思い込んだ幕府は日蓮を捕らえて刑場であった龍の口に連行したのです。

しかし、斬首されるその直前奇跡が起こり、刑の執行を免れました。歴史上では、日蓮の四大法難(松葉谷・伊豆・小松原・龍ノ口)のうち、この事件を龍ノ口法難としています。

龍の口に日蓮が連行される際に、尼が鍋蓋にのせた黒胡麻のぼたもちを供養したことから、9月12日の朝から人々が手作りの黒胡麻牡丹餅(ぼたもち)を作り、9月12日午後6時と、13日午前零時の法要の後に、参詣者に餅まきを行います。

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