安国論寺 鎌倉 日蓮宗のお寺
日蓮上人が安房国(千葉県)より鎌倉に来て松葉ケ谷で庵を結び、布教を始めたとされるところ。上人が修行道場とした岩穴(御法窟)や上人の杖が根付いたとされる妙法桜が今に残る。
まずは安国論寺の住所、拝観料、ご利益、駐車場などの詳細をご紹介します。
安国論寺の住所・拝観料金・ご利益
安国論寺は、鎌倉を囲む東側小山の裾、松葉ヶ谷と呼ばれるところに位置します。
住所 | 神奈川県鎌倉市大町4-4-18 |
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電話 | 0467-22-4825 |
拝観料金 | 100円を入り口で入れる/◆障害者無料(要障害者手帳) |
拝観時間 | 9時00分~16時30分(祝日以外の月曜は閉門) |
宗派/山号・寺号 | 日蓮宗/妙法華経山安国論寺 |
本尊・寺宝 | 本尊 南無久遠実成本師釈迦牟尼仏 寺宝 木造日蓮上人坐像 十羅刹女立像 鬼子母神 七面大明神立像 大黒天像 |
行事 | 毎年8月第1から第2日曜日 御施餓鬼会/毎年9月27日 松葉ケ谷御法難会並び御開式/毎月17日 信行会、法華経の読誦と唱題行/毎月第1・3土曜日 住職と語ろう会/毎月第3日曜日 辻講釈と辻説法 |
行事 | 1月16日 大般若会(祈祷)午後2時から/7月16日・8月16日 大施餓鬼会(先祖供養)午後二時から |
駐車場・アクセス | 専用駐車場なし JR横須賀線北鎌倉駅下車徒歩15分 バス鎌倉行き5分乗車して建長寺で下車 |
第3日曜日は午後1時から3時まで辻講釈と辻説法、住職の法話があります(入場無料)
安国論寺のみどころ
・山門をくぐる先の参道左手に並ぶ石灯籠。増上寺(東京)の徳川家御霊屋から移されたもの。
・岩穴(御法窟)を守る御小庵。元禄時代尾張徳川家が寄進した総欅作りのお堂。
・富士見台から見る富士山と材木座海岸の景色。
・至孝第一の扁額がかかる日朗上人荼毘所。
・御小庵脇にある日蓮上人の杖が根付いたとされる妙法桜(市原虎の尾と言う品種のヤマザクラ)ほか春のカイドウ、冬のサザンカ(樹齢350年といわれるサザンカの巨木)
正岡子規の石碑
・境内で四季折々に咲く、目を楽しませる草花、春の桜、ツツジ、初夏の紫陽花、秋の紅葉など。
安国論寺の歴史
建長五年(1253)、日蓮上人は安房国(千葉県清澄山)で立教開宗した後、鎌倉の名越松葉カ谷に庵を結び布教の拠点とした。上人はこの地に二十年ほど滞在し、布教の他、「立正安国論」を執筆して北条時頼に建白した。
開山は日蓮とするが、「至孝第一」といわれた直弟子の日朗上人が日蓮上人の聖跡とされる岩穴(御法窟)の脇に文応元年(1260年)安国論窟寺として創建したのが始まり。山号は妙法華経山、寺号は安国論寺、日蓮宗のお寺。本尊は南無久遠実成本師釈迦牟尼仏。
安国論寺の詳細
境内は山間の狭い平地に広がる。松葉谷根本霊場と彫られた石柱のある山門をくぐると、左に寺務所があり、まっすぐに続く石畳の先に本堂がある。本堂の向かいには岩穴(御法窟)を守る御小庵があり、右手に熊王大善神尊殿がある。
この脇の石段を登ると、日蓮上人が日々富士山に向かい法華経を唱えたという富士見台に至り、さらに山道を進むと「松葉ケ谷の法難」の際に山王権現の使いとされる白猿の導きで避難したとされる南面窟に至る。
そこから山を下ると日朗上人荼毘所される建物があり、その先の本堂にもどる。境内には、日蓮上人の杖が根付いたとされる市の天然記念物となる妙法桜やカイドウがある。
安国論寺周辺の地図
安国論寺は専用駐車場はないので、周辺のコインパーキングに駐車します。
安国論寺の御朱印
安国論寺の御朱印ルートは、三十三観音や二十四地蔵尊のようなルートはありません。
安国論寺周辺のお寺
安国論寺周辺のお寺は
左手に妙法寺、右手に長勝寺があります。
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