鎌倉寺社めぐり

鎌倉佐助稲荷神社

伊豆に配流された源頼朝が稲荷の神霊による託宣で挙兵、平家討伐後、頼朝の命により御家人畠山重忠が社を建立。

拝殿に至る参道に連続する赤い鳥居と幟、社内に奉納安置される白狐の数は見応え十分。

まずは佐助稲荷神社の基本情報をご紹介します

佐助稲荷神社地図


鎌倉佐助稲荷神社 拝観料 本尊 行事 地図

佐助稲荷神社は小高い山の上にあり、寄進された多くの鳥居と幟をくぐりぬけると現れます。

ご利益 出世・商売繁盛、病気平癒、学業成就、縁結び 

鎌倉佐助稲荷神社
住所 神奈川県鎌倉市佐助2-22-12
電話 0467-22-4711
拝観料金 なし
拝観時間 自由
寺宝 祭神 豊受姫命像 宇迦御魂命 大己貴命 佐田彦命 大宮女命 事代主命
行事 二月初午(はつうま)日 
寄進 参道への祈願成就の大鳥居 一基30万円 設置まで3ヶ月、祈願成就 幟 一対1万円、1本5000円  
駐車場・アクセス 専用駐車場はなし。JR横須賀線鎌倉駅下車→駅西口より徒歩15分
 

佐助稲荷神社御朱印

佐助稲荷神社周辺の駐車場

佐助稲荷神社周辺の地図です

佐助稲荷神社 のみどころ

・京都伏見稲荷のような参道に連なる赤い鳥居と幟。

・本殿のたたずまい。

・境内に安置される古いお塚や奉納の祠、大小おびただしい数の白狐の置物。

・佐助川の源流とされる霊狐泉の水。

・社務所前にひろがる天然鎌倉石剥き出しの広場。

・下社の縁結び十一観音。

江戸時代に良縁に恵まれず仏門に入った女性が、後世の女性の良縁を願い掘られた十一面観音像があります。

鎌倉佐助稲荷神社 の歴史

当地は古代より佐助川の水源に農業神としてまつられてきた。勧進年月は未詳だが、社の縁起では、平時の乱後、伊豆蛭ガ小島に配流中の源頼朝が病に伏した折、夢の中に「かくれ里の稲荷」と名のる翁姿の神霊が現れ、平家討伐の時機到来を告げ、挙兵を勧めた。

頼朝は託宣に従い旗揚げして戦功をおさめた事から、平家打倒後、御家人の畠山重忠に命じ、この地「佐介ガ谷隠れ里」(※かってこの谷には千葉介、三浦介、上総介の三介の屋敷があり、三介カ谷と呼ばれ、これが転化して佐介ガ谷となる)の霊地を選び社殿を造らせたという。

延文4年(1359年)に、鎌倉公方足利基氏は凶徒退治の祈祷を「佐介稲荷社別当三位僧都御房」に命じたという記録が残るほか、応永25年(1418)には関東管領上杉憲実が鶴岡八幡宮の供僧に対して当社の別当職と社領を安堵した記録がある。古くは鶴岡八幡宮の飛地境外社だったが、明治四十二年(1909)に独立。佐殿(すけどの)と呼ばれていた源頼朝を助けたことから、「佐助稲荷神社」の名がついたと言われ、出世稲荷とも言われる由縁。

※<稲荷信仰>  古来日本では、山や森、樹木などに神が宿るとされる自然信仰が盛んであり、動物も神々の神意を伝える使者として考えられ、こうした中から、狐を神の使者とする稲荷信仰は生まれた。

稲荷神社は宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)を祭神とするが、名の宇迦(うか)は、最高の食べ物、稲(米)を意味し、稲の生育を司る神、やがて全ての食料を司る神として崇拝され、後に衣食住、特に商売繁盛の神とされてから信仰は都市部にも広る。  狐と稲荷神社のつながりは、

宇迦御魂命の別名「御饌津神(みけつかみ)」に食の根本である稲成りを表す気付根(ケツネ=音が狐の古語ケツネ)をあて、三狐神(みけつかみ)としたことに始まるとある。

鎌倉佐助稲荷神社の環境 景色

佐助稲荷神社は、鎌倉を囲む西側小山裾にある佐助地区の沢懐の奥に位置する。JR横須賀線鎌倉駅西口より市役所通りを西に向かうルートもあるが、町中の風情ある小道を徒歩で行くのも良い。駅西口より市役所前交差点を北に向かい120mほど進み、左に折れて450m進むと佐助隧道がある。

通り抜けて坂道を下り、突き当たりを右に曲がり、さらに200m進み、分かれ道を左に向かうと、200mほど先にある佐助稲荷神社の下社にたどり着く。

下社右側には縁結びの十一面観音を安置する小さなお堂があり、道の終わり立つ佐助稲荷神社と彫られた石柱から本社に向かう石畳の参道が始まる。参道は寄進された赤い鳥居と幟が隙間無く並び壮観。

緩い登りが100m続き、石段を上ると右手に手水舎があり、石造りの鳥居をくぐると拝殿となる。

階段は急なので、降りる際にはお気を付けください。

佐助稲荷神社の御朱印と御朱印帳

佐助稲荷神社の御朱印はその場で御朱印帳に書いてもらうのではなく、置きがきされたものを頂きました。特に、御朱印のルートには入っていないのでぼ奉拝の印になります。

佐助稲荷神社のオリジナル御朱印帳がとても色鮮やかでおしゃれなのでおススメです。

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